【竹島問題】表記再変更へ 韓国の抗議受け 米政府

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 【ワシントン=有元隆志】米国家安全保障会議(NSC)のワイルダー・アジア上級部長は30日、米政府機関の地名委 員会(BGN)がこのほど竹島(韓国名・独島)の帰属先を「韓国」から「主権未指定」と変更したことについて、再び「韓国」と戻すことを決めたと明らかに した。ホワイトハウスで記者団に語った。

 ワイルダー部長によると、韓国政府高官からの要請を受けて、ブッシュ大統領がライス国務長官に変更について調査するよう指示していた。

  BGNの措置は、領有権をめぐって日韓両国が対立しているなか、米政府の中立的な立場をより明確にするねらいがあったという。しかし、8月4日からのブッ シュ大統領の訪韓を前にした変更によって、米国産牛肉の輸入再開問題をめぐってすでにぎくしゃくした米韓関係がさらに悪化し、韓国での抗議運動が予想され たため、混乱を避けるため再変更を決めたものとみられる。

 ワイルダー部長は「変更についてわれわれの政策が変わったと韓国民に受け止めら れたことを遺憾に思う」と語った。そのうえで、「領土問題について、(どちらを支持するか)われわれの立場は示さない。韓国と日本が外交的に解決すべきと 信じている」と述べ、中立を守る米政府の立場を強調した。

 30日の時点では、「主権未指定」のままとなっているが、ワイルダー部長は「(BGNの)データベースは変更前に戻りつつある」と述べた。BGNは島の名称については「リアンクール岩礁」を基準としている。

日韓両国が領有権を主張する日本海の竹島(AP)日韓両国が領有権を主張する日本海の竹島