NASA:火星で水を確認 地球外で初

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 米航空宇宙局(NASA)は31日、火星探査機「フェニックス」が凍った土壌を熱して水蒸気を検出、「水を確認した」と発表した。火星に水が存在する状況証拠はたくさんあったが、地球以外の天体で、生命存在に不可欠な水を直接確認したのは初めてとみられる。

 NASAによると、ロボットアームの先端に付いたスコップで深さ約5センチの地点で凍った層に突き当たり、土壌を採取。試料を熱して発生する気体を分析する機器で水蒸気を検出した。

 火星には海や河川があったことを示す地形が多い上、周回機「マーズオデッセイ」による電磁波の波長の分析で、極域の土壌には大量の氷が含まれていると考えられていた。

 フェニックスは今年5月に北極付近に着陸。当初は採取した土が固まって分析機器に入らないなどのトラブルが相次いだが、土をしばらく大気にさらして氷を蒸発させ、ほぐれてから入れるなどの工夫をしてようやく分析にこぎ着けた。

 フェニックスを運用する米アリゾナ大の研究者は「水があった。これまで存在する証拠はあったが、火星の水に触れて味わったのは初めてだ」と喜びをあらわにした。(共同)