マケイン氏、戦略裏目 最後の米大統領候補討論会

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【ヘンプステッド(米ニューヨーク州)=岩田仲弘】15日に行われた最後の米大統領候補討論会で、共和党候補 のマケイン上院議員(72)は民主党オバマ上院議員(47)に対し、これまで"封印"してきた個人攻撃に打って出た。だが効果は期待できず、裏目に出る可 能性が強まっている。

 マケイン氏がこの日持ち出したのは、オバマ氏とベトナム戦争当時の反政府過激派組織の元メンバー、エアーズ・イリノイ大教授との関係。マケイン陣 営は、経済問題から有権者の目をそらす狙いからも「オバマ氏はテロリストとつながっている」と中傷戦略を激化させてきたがマケイン氏自身は世論の反発を恐 れて控えていた。

 しかし、この日は「われわれはすべてを知る必要がある。あなたは教授宅で選挙戦を始めた」と、教授との関係を明らかにするよう自ら詰め寄った。

 マケイン氏としては最後の賭けに出たかたちだがオバマ氏は「彼は選挙戦には一度も参加していないし、私が大統領になっても助言しない」ときっぱり否定。逆にマケイン陣営の中傷攻撃を批判する機会を与えた。

 もっとも、これは司会者から「互いの中傷戦略について相手に直接言いたいことはあるか」と質問されたのが発端。オバマ氏攻撃への期待は支持者の中にも強く、マケイン氏にとっては苦渋の選択だったともいえる。