インドネシア:バリ島爆弾テロ犯3人の死刑執行

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02年のインドネシア・バリ島爆弾テロ事件で、死刑が確定していたイスラム過激派3人に対する銃殺刑が9日未明、中部ジャワ州ヌサカンバンガン島で 執行された。死刑前からイスラム系団体の抗議活動が続いており、執行を機に何らかの行動に出る恐れもあるとして、国家警察は厳戒態勢を敷いている。

 死刑が執行されたのは、イスラム地下組織ジェマー・イスラミア(JI)のメンバー、▽アムロジ(46)▽イマム・サムドラ(38)▽アリ・グフロ ン(48)--の3死刑囚。事件は02年10月12日夜、外国人観光客でにぎわうバリ島クタで発生。ディスコ前の自動車に仕掛けられた爆発物が爆発し、日 本人観光客の鈴木康介さん(当時34)、由香さん(同32)夫妻ら202人が死亡した。

 インドネシア史上最大の被害を出したこの事件について、アムロジ死刑囚らは最後まで非イスラム教徒へのテロを正当化していたとされる。先月末、検察当局が「11月上旬の執行」を発表してから、同死刑囚らを英雄視するイスラム勢力の間に強い反発が広がっていた。

 4日には、死刑の報復に在ジャカルタの米国、オーストラリア両大使館を爆破するとの脅迫があったほか、イスラム教徒にユドヨノ大統領らの殺害を呼 びかけたウェブサイトも確認された。国家警察当局者は「死刑囚らを殉教者と称え、イスラム主義者を糾合する動きがみられる」として警戒している。